これまでの歩み
拠点は、モモの産地として名高い岡山県赤磐市。初代は高校教師を退職後、周囲のサポートを受けて食品加工業を立ち上げ、給食向けの総菜や冷凍食品などの製造を始めました。事業が軌道に乗り、2代目に代表を引き継いだ頃、専業農家だった母親が高齢のため、一人で切り盛りしていくことが困難に。それを機に農業を手伝うようになり、自家農園でモモやあたご柿などを栽培。2017(平成29)年に農林水産省の認定を受け、缶詰や瓶詰、菓子などの製造許可を得ました。現在は、自家農園だけでなく、赤磐市の農家で生産された農作物も活用。規格外や売れ残ってまだ食べられる農産物の加工に取り組んでいます。加工商品は「MASAKO BRAND」として、主に百貨店や観光地で販売。通信販売も展開しています。
商品開発の想い
テーマは「子どもが安心して食べられるものを作ること」。安定した地域農業の維持・発展に役立ちたいという思いから、女性ならではの消費者目線とアイデアで作られた商品「MASAKO BRAND」が誕生しました。モモやカキなどの農産物は品質が落ちないよう、収穫されてからすぐ特殊な3D冷凍で保存します。この冷凍技術は高湿度冷気で全方位から均一に冷却する方式で、解凍してもドリップが出ることはありません。そのため、フレッシュなフルーツの風味をそのまま生かし、年間を通して加工することができます。また、中間業者を通さず、栽培から冷凍・加工、パッケージ詰め、販売まで一貫して手がけ、信頼できる商品を消費者に届けることに力を注いでいます。
イチオシ商品
地元産フルーツを使用した特製バターの味比べができる「フルーツバターセット」。未開封なら常温保存OKで贈り物にも最適です。味は3種類。シロップ漬けにした白桃の果肉をバターの温度を調整しながら溶け込ませた「ももバター」。そして、シャインマスカットを使った「マスカットバター」、幻の西洋梨パスクラサンを使った「パスクラサンバター」。通常25℃で溶け出すバターを、独自製法で分離を防ぎながら85℃で30分間殺菌。バターの味が主張しすぎないよう配合が工夫されていて、フルーツ本来の風味が際立っています。ジャムとバターを同時に塗れるような手軽さで、パンやクラッカーにのせるとデザートみたいに変身します。

