これまでの歩み
1946(昭和21)年、初代が砂糖や牛乳などの卸売業を岡山市内で創業。1960(昭和35)年頃からきびだんごの製造を始めました。きっかけは、取引先だった岡山駅の鉄道弘済会(キヨスク)から「砂糖を活かした土産菓子を作ってみてはどうか」と勧められたこと。以来、きびだんご一品を極める専門店として、本物のおいしさを研究し続けてきました。全国菓子大博覧会では、第16回大会(1965年)で「名誉金賞」を受賞したのを皮切りに、4大会連続で高位賞を受賞。さらに、第20回大会(1984年)では、「これ以上審査する必要がない」レベルに達しているとのことで「無鑑査賞」を受賞しました。そんな伝統製法を守りつつ、時代とともに変化するニーズに応えるため、パッケージや包装にも工夫を重ねています。
商品開発の想い
「桃太郎伝説の発祥地・岡山にふさわしいお菓子を」との思いから生まれた名物きびだんご。当社では、「名物にうまいものなし」にならないよう、素材を厳選し、きびだんご一筋においしさを追求してきました。昔ながらの製法を守りながら、手間をいとわず、長時間かけて作られるきびだんごは、ふんわりとして、独特のなめらかな舌触り。また、パッケージは、伝統とモダンを融合させた折り紙作家としても活躍する、岡山市出身のデザインユニット「COCHAE」のデザインで楽しさが演出されています。蓋を開けると「桃太郎」が桃から生まれるユーモラスな小箱や、特製折り紙やシールが付いた、お祝い事や行事にもぴったりの小箱入りも人気です。
イチオシ商品
現在、当社で作っている味は、定番の「きびだんご」と、岡山県産きなこをまぶした「きなこきびだんご」、岡山県産マスカット・オブ・アレキサンドリアペーストを練り込んだ「マスカット味きびだんご」、岡山県産白桃ピューレを練り込んだ「白桃きびだんご」の4種類。なかでもイチオシは「白桃きびだんご」。「くだもの王国おかやま」を代表する特産であるモモのなかでも、「白鳳」や「おかやま夢白桃」をメインに特別ブレンドしたピューレを使い、果実自体の自然の甘さを生かした上品な味わいがひときわ印象的です。コンパクトな「4個入」から揃っているので、お土産はもちろん、ちょっとしたご挨拶やお礼の品などで配るのにも重宝します。JR岡山駅構内に直営店を構え、県内のお土産店やホテル、サービスエリアなど、多数の店舗で販売されています。
