これまでの歩み
岡山市南区郊外、広大な穀倉地帯の一角。やや大型のビニールハウスの中で、幾百本の元気いっぱいのバナナの樹がたわわに実を結びます。その木陰を利用して、パイナップル、マンゴー、パパイヤ、さらにコーヒーの樹などの栽培もスタート。ここで働く力として欠かせないのが、いつも笑顔の障がいを持つ人たちです。農園の斎藤代表は、前職の保育士時代に障がい児と出合い、彼らの就労と農業の可能性を考え2017(平成29)年にニューファーマーとして起業。困難を乗り越えつつ、安定収穫を実現しています。そんな時、ある就労者の母から声をかけられたそう…「うちの子が育てたバナナが世間で評判になって感激しています」。その言葉を糧に、南国果実を中心とした安全で安心していただける食の提供を続けています。
商品開発の想い
ふるさとの気候風土を生かした新しい農園を作り、農業と福祉をともに成り立たせたい。そのためには、何よりもいいフルーツを作り、より多くの方々にそのおいしさを届けることのできる方法を考えなければ・・・。また、岡山ならではの魅力とバリューに満ち満ちた商品を生み出すことも必要・・・。こんな発想で、「おかやまおひさまファーム」は農産に付加価値を生む６次化にも取り組んでいます。フレッシュフルーツの生産販売だけでなく、知恵を生かし視野を広げ、地元の酪農家や食品加工会社、他の若手果樹農家のみなさん、パティシエ・料理家の人たちともネットワークして、岡山の「おいしい」を全国に発信する企画を考え続けています。
イチオシ商品
東京ビッグサイトで行われた、「第37回グルメショー春2025」の「新製品コンテスト」ビバレッジ部門で、「おかやまおひさまファーム」のコーディアルシロップ「岡山クラフトジンジャー」が大賞を受賞しました。英国生まれのコーディアルシロップは、水やお湯、ソーダなどで割って飲むほか、アイスやヨーグルトにあしらったり、お菓子作りにも活用したりする果物やハーブを使ったシロップ。美容や健康にもいいと評判です。「また購入したい」とリピーターの輪が広がるジンジャーシロップのほか、クラフトレモネードやクラフトコーラ、希少な国産コーヒーの風味を楽しんでいただけるカフェオーレベースなどなど、Farmer's made・岡山クラフトシリーズのブランドで、さまざまなコーディアルシロップなどの提案を続けています。
